TTT 私なりの解釈

レポは他の人がいろいろやってるから、私は疑問点と解釈を書きます。
まぁ自分なりのだから、これも人それぞれだと思いますが…


私が一番疑問だったのは、最後の長谷川のセリフ「これが僕だよ」
病室で三池に描いてもらった絵を見て言うセリフ。
下手サイドから観劇したとき、スケッチブックには何も描かれていないように見えたんだけど、それが正しいのであれば、三池には長谷川の未来は真っ白に見えた…ということになる。
真っ白っていうのは、色々なものになれる、自由がある、というふうにとれる。
しかし、真っ白というのは、いるかいないかわからない存在(小説の中で出会った三池と長谷川の会話にもある)というふうにもとれる。
由利が、三池の絵を見て、「おい、それじゃお前…」と言うが、三池は「それ以上言うな。それ以上口にしたらこの絵は自由を失う」と言う。
このセリフもやはり、
真っ白=何にでもなれる
ということを表しているのかもしれない


このセリフは、長谷川が自分を取り戻す瞬間、というふうにとれていたのだが、何回か観劇するうちに、演技が変わったのか、私の解釈が変わったのか、「これが僕だよ」の中に、「そうだよこれが僕だよ、だから何?」という意味が含まれているのではないかと感じるようになった。
でもそれは深く考えすぎなだけかもしれない。なぜならそのセリフの後、長谷川は微笑むから。
そしてそのあと三池が長谷川に対して歌い始める。

未来を変えようと…


今まで自分が誰だかわかっていなかった長谷川がいきなり、これが僕だよ、と言うのはすごく違和感がある。
しかし、検討した結果、自分のことはわからないが、長谷川の未来は自分自身を失っているため、

自分ではない=他人

であるので理解ができるというふうに解釈した。



3人の未来はきっと、自分自身で変えていくのだろう、そう思った。





以上、疑問点と解釈でした。